インクジェットプリンタの使用済みインクカートリッジに、スポイトで注入して再利用するための詰め替えインクを時々見かけます。
プリンタのカラー印刷を頻繁に使う人にとって、エプソンやキヤノンから出ている純正インクカートリッジを高いと思う人がいるかもしれません。なるほど、この非純正詰め替えインクは確かに安いのですが、欠点もあります。
まず、詰め替え作業が面倒であること。多くの場合、インクに付属のドリルで小さな穴を空け、そこにインクをスポイトで注入しますが、何分間か待ってやっと入るという気長な作業です。
しかも、インクカートリッジに穴を空けるため、そこからインクが漏れやすい。詰め替え作業中に手を汚す(しかも落ちにくい)ことは毎度のことだし、特に携帯用プリンタで使うのは絶対避けた方がよいでしょう。漏れたインクが内部回路やモーターに入って錆び付いてしまう危険があります(私自身もこれで古い携帯用プリンタを一台壊した事があります)。
また、純正インクと成分が異なるのも問題です。黒インクだけならあまり気にならないかもしれません。しかしカラーの場合、純正インクと詰め替えインクが混ざると色合いが変わってしまうことがあります。
それに、詰め替えインクのせいでプリンタヘッドが詰まってしまうリスクもあります。ヘッド交換式ならまだいいのですが、ヘッドが交換できないタイプ、例えばエプソンプリンタはヘッドが詰まると修理に出さなくてはならず、当然メーカー保証は利かないので修理費は当然掛かります。こうなってくると、本当に詰め替えインクで節約できているのかどうかすら、疑問に思えてきます。
以上のリスクを背負ってでもケチケチしたければ、詰め替えインクを使うのも一つの選択です。しかし、故障のリスクがあるので、万人にはおすすめできません。
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